シルクアミノ酸


◆シルクアミノ酸
食品化されたシルクを摂取することで、次のようなことが期待できます。
   ・アルコール代謝作用 ― アラニン
   ・血中コレステロール低下作用 ― グリシンとセリン
   ・パーキンソン病や痴呆症の改善 ― チロシン
   ・インスリン分泌促進作用 ― 絹オリゴペプチド
   ・アトピー性皮膚炎ほか皮膚疾患の改善 ― 絹オリゴペプチド
   ・すみやかな疲労回復と主観的運動強度(疲れ具合の自己判断)の低下 ―ロイシン、イソロイシン、バリン
   ・筋肉の回復、強化―ロイシン、イソロイシン、バリン

                              

◆中性脂肪値などの劇的な低下、肝機能改善
 絹タンパク質に含まれるアミノ酸、グリシンとセリン、アラニンなどには、血中コレステロール値を制御し、肝機能を改善する働きがあります。また、これらのアミノ酸はアルコールなどによる肝機能の負担も軽減します。特にアラニンはアルコール代謝に必要な肝グリコーゲンのもとになります。
通常、体内に入ったアルコールは肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解されます。これがいわゆる悪酔いの原因物質です。そこでアセトアルデヒドをさらに分解するために肝グリコーゲンが必要となります。
ところが過度の飲酒をすると、アセトアルデヒドを分解する肝グリコーゲンが不足します。そうすると二日酔いといった症状が表れます。アセトアルデヒドを分解するためには、不足した肝グリコーゲンを補わなければなりません。アラニンは、この肝グリコーゲンのもとになるのです。

 シルクアミノ酸を摂取することによって、総合的に肝臓の機能を高め、健康を維持できるものと考えます。
絹オリゴペプチドには、インシュリンを分泌する。完全に解明されたわけではありませんが、絹オリゴペプチドのアミノ酸配列と、インシュリン分泌をうながすレセプター(受容体)になんらかの関係があると思われます。このことから、糖尿病改善にも期待できます。
 さらに絹タンパクのアミノ酸には、人体ではつくることのできない必須アミノ酸も含まれます。先ほども述べましたが、アミノ酸は、人体のさまざまな部分で大きな働きをしています。これらがきちんと摂取されれば、全身の活性も上がり、肝臓などへの負担も軽減されるでしょう。そうすれば当然、肝臓は正常に働くことができるわけです。血液をきれいにして全身に送り出すのが肝臓の役目ですから、余分な負担をかけなければ、あらゆる面で、健康に対して大きなメリットを発揮するはずです。

速やかな疲労回復は、それだけで肝臓への負担を軽減するものです。全身的なケアという意味でも、絹タンパク質の可能性は大きいと思います。自分は健康だからといって暴飲暴食を続け、放っておくと、身体にとって取り返しのつかないことにもなりかねません。肝機能が低下することでさまざまな病気が引き起こされます。さらに肝機能が低下すると、倦怠感、免疫機能の低下も引き起こします。悪循環がさらに悪循環を生み、最悪のケースを引き起こすこともあるわけです。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれるほど頑健な組織ですが、だからこそ負担をかけ続けると、気づいたときには手遅れになるというケースも少なくありません。
 絹タンパク質に含まれるアミノ酸は、必須アミノ酸を含め、人体にはなくてはならないものばかりです。アミノ酸、ペプチドはそのままの形でも、また人体内でタンパク質に再形成されてもさまざまな重要な機能を発揮します。もちろん、食物からもアミノ酸、ペプチドは摂取できますが、シルクアミノ酸や絹オリゴペプチドの形でロスなく摂取することで、人体内で分解される手間も省かれます。
 とくに昨今、その疲労回復効果から、スポーツ選手などが使用する例も多く見受けられます。それはまた、肝機能の改善、免疫機能の向上と密接に結びつくことでしょう。

◆肌にとってセリシンが すばらしい効果をもっている理由
人の肌の保湿因子NMFの40%がアミノ酸です。
そのアミノ酸の組成をみてみると、セリンが30%も占めています。
セリシンのアミノ酸組成の中でも 37%をセリンが占めています。

私たちの皮膚の角質層に含まれる天然保湿因子NMFとほぼ同じアミノ酸構成をもつセリシン。だからセリシンは肌との親和性が高くすばやく浸透し、お肌に自然な潤いを与えてくれるのです。肌表面だけでなく肌の奥までしっかり水分を補給し、細胞を活性化させ、保湿作用によりシワの生成を抑制する効果があるとされています。
セリシンの主な機能
〈保湿機能〉
いままでふれてきたように、ひじょうに優れた保湿機能をもっています。また、コラーゲンより吸着性が高く、長時間にわたって保湿を維持します。サラッとした感触で,しっとりとした使用感を生みます。
〈抗酸化作用/pHバランス〉
お肌のpHをバランスよくコントロールする機能をもっています。また、活性化酸素の働きを抑え、シミやしわなどを防いだり、異物が触れたときにおきる皮膚の過敏な反応を防ぐ。
〈美白作用/UVケア〉
皮膚のメラニン色素をつくる酵素(チロシナーゼ)の活性化を抑える働きをします。アミノ酸“チロシン”が紫外線を吸収して、シミになりにくいなどの美白が期待できます。
また、人の皮膚と同じようなタンパク質でできているためアレルギーを起こしにくい、生体適合性をもっている、抗酸化能をもっているなど、私たちに神秘の恵みをもたらしてくれます。

人の保湿因子(MNF)因子

セリシン 30%
グリシン 18%
アラニン 9%
スレオニン 7%
アスパラギン酸 5%
その他 31%

アミノ酸 組成
セリシン 30%
グリシン 18%
アラニン 9%
スレオニン 7%
アスパラギン酸 5%
その他 31%

◆絹は、生活習慣病に強い !!
 さて、その絹(シルク)は、タンパク質で出来ています。絹タンパク質を多くの方々が研究しておられます。
 この絹タンパク質が繊維としてだけでなく、医療品、化粧品、そして食品分野でも極めて利用価値の高い物質であることが分かってきました。
 さて、この絹(シルク)にはどのようなものかをご説明します。
まず、血中コレステロールを低下させる作用があげられます。生活習慣病の代表選手に有効です。
また、コレステロールを吸着する作用があり、現在大量に市販されている大豆タンパク質より、その能力は勝っていることがラットを用いた試験等により、実証されています。
 もちろん人体への悪影響の面でも綿密な臨床試験が繰り返され、全く問題ない事が実証されています。
当たり前に食べている食品から当たり前の栄養分を摂取するのが難しくなっている現代、良質で安全な栄養分を選択し、積極的に摂取することが大事なのではないでしょうか。
◆なぜ、シルクアミノ酸が身体にいいか
 テレビの「発掘!あるある大辞典」などでも取り上げられ、一種のブームのようになっているアミノ酸ですが、人間の身体を作るタンパク質は(脳・筋肉・血管・血液・臓器・リンパ液・酵素など)、いくつものアミノ酸が集まって出来ています。
人間の身体が効果的にタンパク質を合成するためには、全てのアミノ酸が適切な割合で存在する必要があるのです。
 しかし、私たちの身体の栄養分を吸収する能力は、年とともに知らぬ間に衰えていき、環境の変化等により低下していきます。つまり健康な体を維持するためには、積極的にアミノ酸を摂取しなければならないというわけです。
 シルクアミノ酸には、健康な肌作りに欠かせないコラーゲンを形成するアルギニン・リジンが含まれています。
 また、有害物質の解毒作用、脂肪燃焼、肝機能を改善してキレイな血を造るなどのことから、アトピー性皮膚炎の改善、シミ・ソバカスの予防まで期待されています。 
◆ペプチドは、消化のプロセスがいらない !!
 人間が食べ物を食べると、食道から、胃、小腸、大腸を通って排泄されますが、その過程でそれぞれの器官がいろいろな栄養分を消化吸収して身体に栄養分を運んでいます。
通常で、その作業は丸1日〜2日かかると言われていますが、その人の年齢、体力によって、同じ物を食べても吸収できる栄養素の量は違ってくるのです。
お年寄りなどは消化吸収能力が衰えているので、若い人のように上手く吸収できなくなっています。

 しかし、ペプチド状態のアミノ酸は、この消化というプロセスがほとんどいりませい。
ほぼ、ダイレクトに摂取した分だけ、そのまま栄養素として体内に吸収されるのです。現在市販されている大量のアミノ酸食品と比べても、この吸収効率は素晴らしいものがあります。検査結果では、通常のアミノ酸単体の状態での摂取に比べて、なんと20倍もの吸収効率があると分かっています。
  労力とお金をかけて身体に良さそうなアミノ酸の健康食品を探しても、成分を単体で摂取するのであれば、ほとんどそのまま体の中を通って、体外に排出されてしまっているのです。

 



アラニン 〜アルコール代謝作用〜
アラニンは、たんぱく質からエネルギーを得る際の化学反応過程で重要な役割を担います。また、免疫系にも関与しています。
体内に入ったアルコールは肝細胞で酵素によって分解され、アセトアルデヒドとNADHという物質になります。アセトアルデヒドは毒性が強く、悪酔いや二日酔いの原因になりますが、本来はさらに分解されて最後は水と炭酸ガスに分解されて体外に排出されます。お酒を飲みすぎてNADHが過剰になると、このアセトアルデヒドの酸化がうまくいかなくなり、頭痛や吐き気を引き起こします。アセトアルデヒドの酸化には肝グリコーゲンという物質が使われますが、これが不足するとアミノ酸のアラニンが第一に使われます。つまり、アラニンはアルコール代謝で生じた物質を分解するサイクルを活性化するエネルギー源になるのです。アラニンは絹たんぱく質のフィブロインの成分中約30%も含まれています。「食べるシルク」によって二日酔いが起きにくくなるのはこのためです。
また、絹たんぱく質の豊富なアミノ酸には、肝機能そのものを改善する働きもあります。

 グリシンとセリン 〜血中コレステロール低下作用〜
コレステロールにはLDLとHDLの2種類があり、主に肝臓で作られます。LDLは細胞壁や副腎皮質ホルモンをつくる重要な役割を持ち、HDLは余ったLDLを再び肝臓に運ぶ役割を持ちます。暴飲暴食、喫煙や運動不足を続けていると、LDLとHDLのバランスが崩れ、LDLが増加してHDLが減少します。余ったLDLは酸素と結び付いて酸化してしまい、血管内壁にくっついて固まってしまいます。酸化LDLの固まりはどんどん大きくなり、最後には血管を塞いでしまいます。もしこのとき心臓の血管が塞がれば心筋梗塞、脳の血管が塞がれば脳梗塞ということになります。フィブロインの成分の約半分をしめるグリシンとセリンは血中コレステロールを低下させることがわかっています。
グリシンには、他のアミノ酸合成を助ける働きがあります。また、ヘモグロビンや、エネルギーを合成する酵素の材料にもなります。
セリンもエネルギーの合成に必要なアミノ酸です。脳の活動に大きく関与し、免疫系を助けます。

 チロシン 〜パーキンソン病、痴呆症の改善〜
人間が行動を起こそうとするとき、脳の命令が電気的な信号となって全身に伝わります。このとき、信号の伝達を促進する物質と抑制する物質がうまくバランスをとって、人間の行動をコントロールしています。パーキンソン病はこの抑制物質「ドーパミン」がつくられなくなって、運動をコントロールすることが難しくなる病気で、発症の原因はまだわかっていません。でも、このドーパミンの製造を促進すれば予防、または改善されることがわかっています。チロシンはこのドーパミンの製造を助けるアミノ酸で、フィブロインの中に約6%含まれています。チロシンと水酸化酵素が作用することによってドーパミンの前駆物質ドーパがつくられます。
また、チロシンは脳の老化を防ぎ痴呆症を予防するのに効果があることが、最近の研究で明らかになりつつあります。
チロシンはドーパミンのほか、甲状腺ホルモンなどの前駆体でもあります。


 絹オリゴペプチド(1) 〜インシュリン分泌促進作用〜
糖尿病は運動不足と偏った高カロリー食に身体が適応できず、血糖値を調節するインシュリンの分泌に異常をきたし、体内で処理しきれない糖分が尿となって排出される病気です。絹オリゴペプチドはこのインシュリンの分泌を促進するので、その結果血糖値が下がります。今のところなぜインシュリンの分泌が促進されるのか詳しいことはわかっていません。しかし、動物実験でも絹粉末を与えたマウスのインシュリン分泌機能は明らかに向上しています。また、古来中国ではカイコのまゆを煎じて飲むと糖尿病に効くという漢方処方があります。細胞膜にあってインシュリンと結合する「レセプタータンパク」のアミノ酸の配列と、絹を構成するアミノ酸の配列に同じものが多く見うけられるため、レセプターと間違えてインシュリン分泌が行われるのではないかと考えられています。

 絹オリゴペプチド(2) 〜アトピー性皮膚炎ほか皮膚疾患の改善〜
アトピー性皮膚炎は自分の細胞を異物と見なして起こるアレルギー反応です。これを自己免疫作用といいます。「食べるシルク」により、このアトピー性皮膚炎の症状に改善が見られたという報告が多数寄せられています。
絹オリゴペプチドが自己免疫作用を抑制し、アトピー性皮膚炎の症状を改善すると考えられています。免疫もたんぱく質の働きのひとつです。また、さまざまなアミノ酸は肝臓の機能を高めることに役立ちます。これらを複合して考えると、肝臓の機能が正常化することで、アトピーの原因物質の解毒作用が高まるとともに、免疫機能も正常化され、この相乗効果によってアトピー性皮膚炎の改善が起こったと考えられます。

 ロイシン、イソロイシン、バリン 〜疲労回復、筋肉強化〜
絹たんぱく質フィブロインの中に含まれるロイシン、イソロイシン、バリンの3種類のアミノ酸は、「分岐鎖アミノ酸」ともいわれます。人間が運動する際エネルギーとして消費するのは、食事として摂取する炭水化物、脂肪、筋肉、そしてもうひとつが血液中のアミノ酸です。そして、アミノ酸の中でも最もエネルギーとして利用されやすいのが、この分岐鎖アミノ酸といわれているグループです。分岐鎖アミノ酸は運動前、運動中、そして運動後も多いに摂取するべきだという説もあります。
さらに、分岐鎖アミノ酸のもうひとつの効果が注目されています。それは「主観的運動強度の低下」です。主観的運動強度とは疲れ具合の自分なりの判断です。つまり分岐鎖アミノ酸は運動を楽に感じさせるということです。詳しいことは研究中ですが、血液中のアミノ酸量が増えることで、「セロトニン」という疲労を感じさせる物質の発生を抑制できるのではないかといわれています。これはハードワークの後のすみやかな疲労回復を促します。
また、ロイシン、イソロイシン、バリンなどの分岐鎖アミノ酸には、筋肉が分解されるのを防ぐといわれています。また、筋肉は強い負荷をかけ疲労すると、そこから回復するとき運動する前以上の能力をもって回復します。このとき、これらのアミノ酸は筋肉の分解を防ぐだけでなく、筋肉を大きくすることも期待できるという研究報告があります。
ロイシンの主な役割は、筋肉たんぱく質の分解の抑制、皮膚や骨の損傷の回復のほかエネルギー源としても使われます。イソロイシンはヘモグロビンの生成に関与します。また筋肉のエネルギー源としても使われ、寝たきりの人などに、筋肉の消耗を防ぐために投与されます。バリンは筋肉に取り込まれ、また脳の神経伝達物質に関与します。


フラコラ500